ギャラリー

Jeanneke-Pis

ブリュッセルの小便小僧は世界三大ガッカリの一つだそうですが、それも現物を見なければ得心はいかないでしょう。(実際、ピエロもガッカリしましたが)

でもその残念さを補って余りあるのがこの「おっしこしているジャン」像です。

ギルドハウスに四方を囲まれたグランプラスを挟んで、小僧のちょうど反対側の細い路地にあります。

人通りが減った道にレストランを構えていたドゥブヴリさんが、客寄せのために1987年に設置したそうです。二回目の記念式典には、あのイタリアの元ポルノスターで政治家のチッチョリーナさんも参加したとか。

設置当初は柵もなく誰でも触れたそうですが、あまりにも多くの観光客がジャンのいかがわしいところを触りまくったので少し痛み、鍵つき柵の登場となったそうです。

柵の下にある募金皿にはトレビの泉よろしくお金を投げ入れる人がたくさんいます。エイズ対策費への寄付だったり、国立科学研究基金やユニセフへの寄付として活用されているとのこと。

ドゥブヴリさんの妹ジャンさんが像のモデルということですが、像の設置に彼女が賛成したかは分かりません。

奇想天外、捧腹絶倒、前後不覚、失笑噴飯、七転八起のジャンちゃんでした。

※ 投稿文中の敬称は略していることもございます。


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