“To be, or not to be, ― that is the question.”

「ハムレット」の中で最も知られている名台詞ですが、「ハムレット」は、ある日突然デンマーク王が亡くなり、王の死が叔父の仕業であると知った王の息子ハムレットが、復讐を果たそうとする物語。その舞台が、コペンハーゲンのクロンボー城です。

2015年に初めてコペンハーゲンを訪れた折に伺いました。
お城はそれなりに風格があって見ごたえがありましたが、このお城で不謹慎なピエロの一番印象に残ったのは、お城の港入口に設置されていた男性版人魚像『Han』。2012年6月2日にお披露目されたそうで、北欧出身の二人のアーティスト、エルムグリーン＆ドラッグセット（Elmgreen & Dragset）が制作したそうです。

『Han』とは「彼」という意味で、おなじみの人魚姫Little Mermaidのパロディ。6月2日の除幕式には文化大臣も列席したそうで、欧米のこうした正統派パロディはほんとうに面白い！
ピエロは10分ほどこの傍らで笑い転げていました。