7 母の年金が頼りだったプロレタリアのリーダー

ロシアに友人もなく訪れたこともないピエロは、2000万人以上の粛清を断行しその半数を処刑したとされるスターリンへの評価が近年のロシアで高まっていることが不思議でなりません。スターリンから二代後の最高指導者フルシチョフがスターリン批判を行ってから、スターリン評価はマイナスで推移していましが、2018年......

POSTED:2022/2/1
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6 妖怪を止揚できなかったマルクス

『妖怪がヨーロッパじゅうを歩きまわっている。共産主義という妖怪が。』、という書き出しの「共産党宣言」は、4章からなっています。第1章『ブルジョアとプロレタリア』あらゆる社会の歴史は階級闘争であるとし、資本主義社会が発達すれば、プロレタリアの勝利は必然となると説いています。第2章『プロレタリアと共産主......

POSTED:2018/11/16
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5 「共産党宣言」の誕生

共産主義communism(コミュニスム)の語源は、ラテン語のコムーネ(commune)からきていて、財産を共有するという意味があり、社会主義思想の範囲に含まれます。ですから、共産主義という言葉が使われ始めた当初は、社会主義と同じような概念で使われていました。共産主義という語が社会主義と明確に区別さ......

POSTED:2018/10/9
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4 協同組合運動の父・オーエン

二つの革命について前章までに挙げた「清教徒革命」と「フランス革命」は別名をブルジョア革命(市民革命)とも呼ばれます。それは、革命の推進者となったのがブルジョアジー(生産手段を持って、労働者を使って事業を行い、利益を得る階級)であったことに由来しています。フランス革命などはいかにも市民が自由、平等そし......

POSTED:2018/9/25
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3 ベルサイユのばら

フランス革命社会主義萌芽期の二例目は、フランス革命です。1789年の革命が200年後の今でもその光を放ちつづけているのは、それが人間の基本的人権の確立に偉大な足跡を残したからです。当時のフランスは、アメリカの独立戦争(1783年)に経済協力したことによって大変な経済危機にありました。また、この経済危......

POSTED:2018/8/25
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