核共有は、いま議論すべきでしょうか(10)

9回にわたって綴ってきた「核共有」ですが、これまでピエロは以下のような問いかけをしてきました。1核武装による防衛は賢明な手段ではない2NATOにおけるドイツのような核共有は日本には転用できないのではないか3唯一の被爆国・日本には、核兵器を否定する使命があるのではないか4だからといって、旧日本社会党の......

POSTED:2022/5/4
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核共有は、いま議論すべきでしょうか (9)

「非武装中立」という妄想今はもう死語に近いものとなっていますが、かつてこの国には「非武装中立」という防衛論が盛んに議論された時代がありました。これは、日本社会党(現社会民主党)(脚注 1 )がかつて党是として掲げていたもので、日本国憲法前文と第9条を根拠に自衛隊と在日米軍の存在は憲法違反だとし、日本......

POSTED:2022/4/13
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核共有は、いま議論すべきでしょうか (8)

NPT核兵器の不拡散に関する条約世界191カ国が加盟しているNPT条約の冒頭は、以下のような文言ではじまっています。『この条約を締結する国は、核戦争が全人類に惨害をもたらすものであり、したがつて、このような戦争の危険を回避するためにあらゆる努力を払い、及び人民の安全を保障するための措置をとることが必......

POSTED:2022/4/10
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核共有は、いま議論すべきでしょうか (7)

ロシアのウクライナ侵攻を機に、安倍晋三や橋下徹などによって人口に膾炙するようになった「核共有」は、NATOのそれを参照にして語られています。しかし、彼らのこの主張がいかに短絡的であるか、いくつかの側面から検証してみたいと思います。1.ウクライナはどのように核の放棄に至ったのか1990年代、ウクライナ......

POSTED:2022/4/7
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厚顔と大ぼらの日本共産党(2)

厚顔と大ぼらの日本共産党(2)は、このエピソードの本題である同党の大ぼらについてです。前回掲載した問題のチラシの下部には、このような主張が掲載されています。子供が親から最初に教わる社会ルールの一つは「嘘をつくのはいけない」ということです。カントの定言命法ではありませんが、どんな場合にも「嘘をつくのは......

POSTED:2022/3/31
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